NPO法人、創造支援工房フェイスでは「多様な価値観が共存する社会の実現」をパーパスに掲げて、特に若い世代の想像力・創造力を育む活動を続けています。
20年前に、フェイスを立ち上げた時は「やりたいことを出来ていない学生」を支援する工房として始まりましたが、今の時代は「やりたいことを見つける」ことがある種の正義として捉えられており、息苦しさにつながっているのではないかと思っています。
さらに、コロナ禍で、先行きの不透明さが増していく中、若い人たちの不安が高まっているのではないか。フェイスに関わっている学生たちに話を聞くと、ロールモデルが周りにいなかったり、確かな判断軸が持ちづらいということが分かってきました。
そこで、かつて同じように学生だった先輩社会人のインタビューを通して「多様な判断の仕方があっていいんだ」「自分らしい幸せの定義の仕方があるんだ」ということを伝えていくことで、少しでも不安をとりのぞき、前を向くきっかけになれないかと考えました。
インタビューは学生主体で実施し、彼ら自身が聞きたいことを軸に記事化して行きます。できるだけリアルな生の声をお届けできればと思っています。
中心となる学生ライターは下記の通りです。
先輩社会人の話から、バックキャスティング的に自分の未来をフォアキャストするという意味で、この新しいメディアに『FORE FACE』という名前をつけました。
温かく見守っていただけると幸いです。
創造支援工房フェイス 代表
小田部 巧